妊娠5カ月の戌(いぬ)の日に腹帯をするものと、母に聞きました。 腹帯はしなくてはいけないものでしょうか。

安産のために腹帯を巻くのは日本だけの習慣で、するかどうかは世代によって考え方が異なる場合がありますので、妊婦さん自身が決めるといいでしょう。腹帯は下腹部の腹筋補強の意味が強く、使用する場合は腹帯でもガードル式のものでも構いません。うまく使うと、妊娠後半期の腰痛軽減にもなりますが、使い方によっては静脈を圧迫し、脚の浮腫を引き起こすこともあるようです。妊婦さん自身の体が楽で、負担が少ないことが大切です。腹帯は一種の儀式ですが、安産を願ってお参りやお祝いをして、妊婦さんを精神的に支えてあげることと考えるといいでしょう。