妊婦が性行為を行うことによって、子宮収縮を起こすことがあります。また、精液の中に含まれるサイトカインという物質も子宮収縮を誘発したり前期破水の原因になります。従って、妊娠32週以後は、性行為を控えた方が良いとされていますし、胎盤完成前の妊娠12週までは流産する危険性が指摘されています。妊娠中期では、子宮は安定期に入っており、定期健診で安静の指示が出てない方は可能ですが、性行為の後、水っぽい帯下や出血したときはすぐに主治医に相談してください。最近、破水の原因として、膣(ちつ)からの細菌感染が注目されています。予防として妊娠中の性行為にもコンドームを使う方が良いと思います。