妊娠8カ月検診で血圧がやや高いので、妊娠高血圧症候群に 気を付けるように言われました。どんな予防をしたらいいでしょう。

妊娠経過に伴って起こる血液や循環器の変化に母体が適応できなくなった場合、手足のむくみ、高血圧、タンパク尿などの症状が出てきます。このような状態を妊娠高血圧症候群といいます。軽度の場合は減塩食、低カロリーなどの食事療法と安静を守り、1週間に200~300グラムの体重増加に抑えるように心掛けてください。頭痛や目まいなどの症状があれば、すぐにかかりつけ医で診察を受けましょう。妊娠高血圧症候群が悪化すると、胎児の発育が遅れたり、時には早産、死産ということもあります。予防のためには、日ごろから塩分やカロリーの制限をして、食生活に気を付けることが重要です。また、むくみや体重、血圧のチェックは自宅でもできます。頑張ってみてください。