インフルエンザワクチンは病原性をなくした不活化ワクチンであり、胎児に影響はないと考えられています。妊婦さんがインフルエンザに感染すると、肺炎など重症化しやすく、母体の感染により胎児にも大きな影響が出る可能性もあります。インフルエンザの感染予防として、外出時のマスク着用、帰宅時のうがい、手洗いなどがいわれますが、ワクチン接種も非常に有効な手段です。希望者はインフルエンザ感染のシーズン直前にワクチン接種を受けることをお勧めします。接種前には、必ず詳しい問診を行い、検温、検診の上、産婦人科の主治医に注射してもらうことが大切です。また、接種後は、激しい運動を避け、接種部位を清潔に保ち、何かあれば、すぐに主治医に相談できることが望ましいです。