安産のために腹帯を巻くのは日本だけの習慣で、戌(いぬ)の日に着帯するのは、犬のお産が軽いからということからきています。下腹部の腹筋補強の意味が強く、使用するのであればガードル式のものでも構いませんし、妊娠体操などのエクササイズで下半身の筋力を常日頃から鍛えていれば、必ずしも使用する必要はありません。腹帯をするということは、おなかを冷やさない、おなかに物が当たったときの緩衝効果、胎児が下がらないようにする、また、妊婦であるという自覚を促す、といった効果があります。腹帯の他にも、おなかを冷やさない対策や、生活環境を良くするための注意もとても大事なことです。