高齢で妊娠と分かったら どんなことに気を付けたらいいでしょう。

高齢出産で心配されるのは、妊娠中毒症、微弱陣痛による分娩(ぶんべん)時間の遷延、早産による未熟児出産、加齢による持病の悪化、卵巣腫瘍(しゅよう)・子宮筋腫の合併症の頻度が高くなるなどです。従って、定期的な妊婦検診と各種必要な検査を受け、心配事をなくしていくことが肝要です。また、日ごろから適度な運動をし、身体の機能アップに心掛け、機能の衰えを防ぐように努力しましょう。妊娠中も例えばマタニティ・スイミングのような有酸素運動など、適切な運動療法を取り入れ、出産に耐えられる体力を身に付けるように心掛け、精神面でも“自分が母親になる”という自覚を妊娠初期から徐々にはぐくんでいくことが大切です。