妊娠初期、妊娠14週までは、胎児の器官形成期で薬の影響が強いので、薬の服用は避ける方が無難です。軽いかぜ程度ならうがいをして、安静にしていると自然の体力・抵抗力で治る場合がほとんどです。ただ、38度以上の高熱や強いのどの痛み、咳(せき)や喀痰(かくたん)の出るときは速やかに薬剤による治療を行った方が胎児にとっては良い結果となります。市販のかぜ薬も国の厳しい審査を受けていますので、服用しても心配することはまずありませんが、症状が改善しない場合や、悪化する場合にはできるだけ早く主治医と相談して、問題のない薬を処方してもらってください。