妊娠中に犬、猫、鳥などに接触するとトキソプラズマ症に感染する恐れがあるからです。妊娠中の初感染は胎児の感染も起こし、先天性トキソプラズマ症にかかる可能性が強いといわれていて、日本では500~600人に1人の割合で発症しています。また、トキソプラズマ症は、ペットからの感染以外に食物、特に、生肉を食べることで感染することが知られているため、妊娠中は肉に火をよく通すことが大切です。ガーデニングや農作物に猫のふん便が交じり、それを直接口にすることでも感染します。ガーデニングの作業は手袋をして、土の付いた野菜はよく洗い、手洗いも重要です。ただ、トキソプラズマ症は初感染が問題となるため、ペットからの感染の心配は少ないと思われます。