妊娠の初期(4カ月未満)は胎児が器官を形成している時期で、薬の影響が強いとされていますが、妊娠4カ月に入っているとの話ですので、薬の服用は大丈夫だと思います。だるさ、鼻詰まり、微熱程度であれば、妊娠したことで出現する症状です。一方、せき、喉の痛み、喀痰(かくたん)、高熱、下痢などの場合は、速やかに薬剤による治療を行なった方が、胎児にとっては良い結果になるでしょう。今までに使用されてきた風邪薬で、奇形などの異常が報告されたものの頻度は極めてまれです。症状が軽症であれば、うがいをして体を休めるなど体力の回復を図ることを考えましょう。発熱、関節痛など全身症状が出る場合には、信頼する主治医に相談して、早期に必要最小限の薬で治療をし、症状を悪化させないことが重要だと考えます。